【共創パートナー募集】
ホットスタンプによる
廃液を排出しない銅パターニング工法

☑ 求めているパートナー

以下のような製品技術を保有しており、環境にやさしい製品づくりにご関心をお持ちの企業様

・ RFIDタグ・ラベル・インレイ

・面状ヒーター・フィルムヒーター

・その他 簡易信号線や簡易アンテナを含む製品

☑ 当社から提供できるもの

・ ホットスタンプ用銅箔

・パートナー様が求める用途に合わせた銅箔の研究開発

着目した市場課題

RFID、フィルムヒーター、アンテナなどには銅やアルミニウムなどの金属パターンが使用されています。
これらの金属パターニングの多くは、フォトリソグラフィと呼ばれる写真の現像技術を応用した技術が用いられており、複数の薬液を使用する必要があります。

工程の中で発生する廃液は、環境保全および安全の観点から複雑な処理をして排出する必要がありますが、これらの処理にも多くのエネルギーが必要で、電力消費に伴うCO2排出量の削減が求められています。

課題解決のアイデア

当社の“剥がせる銅箔技術“と“ホットスタンプ”と呼ばれる工法を組み合わせた廃液を排出しない金属パターニング工法をご提案します。

ホットスタンプとは

箔押しとも呼ばれ、特殊な箔フィルムに凸版で熱と圧力をかけることにより、任意のデザインを転写する技術です。 書籍の表紙やポスター、製品のラベル等の加飾技術として国内外で広く活用されていた技法ですが、時代とともに適用領域が拡大しており、現在では自動車の内外装や家電製品、電子機器の加飾としても使われています。

特殊な箔フィルムは複数層で構成されており、凸版によって熱と圧力がかかった際に対象物に接着され、キャリアから剥離できるような構造となっています。

ホットスタンプの原理

一般的な箔フィルム構造

   

ホットスタンプの利点

工程の簡略化

マスキングや乾燥などの前後工程不要

コンパクトな設備

装置によっては卓上タイプあり

低環境負荷

薬品、溶剤、溶液が不要

ご提案する銅箔ホットスタンプ

“剥がせる銅箔技術”をベースに、ホットスタンプ用銅箔を試作し、ハンドプレスタイプのホットスタンプ装置にてPET基材へ箔押しをしました。

薬液を一切使用しない銅パターニング工法となることが期待されます。
ドライプロセスで紙製基材へのパターニングも可能なため、プラスチック使用量削減への寄与も期待されます。

銅箔ホットスタンプの原理

加熱された凸版で銅箔と基材を加圧します。
基材上の接着層が溶解・硬化することで、基材へ銅箔が転写され、パターン形成をすることが可能です。

                         

ハンドプレス機

ホットスタンプによるヒーターパターン

ハンドプレスによるホットスタンプ動画

展示会出展情報

2025年7月に開催される『人とくるまのテクノロジー展(名古屋)』に出展予定です。

銅箔ホットスタンプのデモンストレーションも行っておりますので、 ご参加の際はぜひ三井金属ブースにお立ち寄りください。

会場:Aichi Sky Expo(愛知国際展示場)

日時:2025年7月16日(水)~18日(金)

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共創パートナーを募集しております

アイデアを実現していくためには、お客様やその他パートナー様との共創が不可欠です。
『廃液を排出しない銅パターニング工法』についてご関心ございましたら下記よりお問合せください。

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