もっと水素を身近に…
安心、安全な水素利用。
三井金属の『水素吸蔵合金』

水素の利活用でお悩みはありませんか?
三井金属は品質実績をベースに、お客様の要望に応える『水素吸蔵合金』をご提案いたします。
水素吸蔵合金は、水素を金属に吸収・保持し、必要なときに放出できる特別な材料です。
お気軽にお問い合わせください
PRODUCT

水素吸蔵合金(Metal Hydride:MH)とは

この素材は、水素を化学的に安定した形で保持できるため、従来の高圧ガス・液体水素方式とは異なり、以下のような特徴を持っています。

『安全性』
 ・低圧で水素の吸蔵放出が可能で、安全に扱える
 ・化学的に安定した状態で保存されているため、万一の水素漏洩も最小限に抑えられる
『省スペース貯蔵』
 ・高密度で水素を貯蔵できるため、貯蔵設備の省スペース化が可能。
『長期保存』
 ・水素を水素化物として安定して貯蔵するため、長期間の安定保存が可能
PROBLEM

こんな課題、感じていませんか?

『初めて水素を利用する方』
 ・水素を使いたいけど、高圧ガスや液体水素では法規制や特別な設備が必要で取り扱えない

『すでに水素を利用されている方』
 ・高圧ガスや液体水素は貯蔵スペースが広く邪魔
 ・アプリケーションに合う形で水素の貯蔵や利用を行いたい
 ・もっと大量に水素を貯蔵したい

SOLUTION

三井金属の『水素吸蔵合金』を使えば解決できます

他社にはない三井金属ならではの強み

#01車載用途で30年超の品質実績

自動車向けに30年以上の生産・供給実績があり、信頼性は業界最高水準。品質に厳しい条件が求められる環境で鍛えられた技術を有しています。

#02顧客要望に応えるカスタム対応力

単一規格の製品ではなく、吸蔵圧・平坦性(放出圧力傾き)・Co含有有無などお客様の要求特性に合わせて要求特性に合わせて設計開発が可能です。

#03法令を意識した“使いやすさ”

低圧での運用設計により、安全かつスムーズな導入を支援。高圧ガスや液体水素等の方式よりも導入障壁が低いのも特徴です。

お気軽にご相談ください。

SOLUTION

素材の特徴

水素吸蔵合金は、幅広い用途で最適な性能を発揮します。2つの特徴は以下の通りです。
01 FEATURES

様々な水素供給源から貯蔵が可能

さまざまな水素ソースに対応し、用途に応じた柔軟な貯蔵が可能です。
さらに、100℃以下かつ低圧という条件下でも、安全かつ簡便に取り扱うことができます。
02 FEATURES

取り扱いやすい水素貯蔵方式

水素を低圧・常温に近い環境で安全に貯蔵・放出できるため、高圧ガス保安法の対象外で運用可能。
圧縮・冷却などの特殊な設備を必要とせず、導入のハードルが低く扱いやすい貯蔵手法です。

お気軽にご相談ください。

LINE UP

用途や市場に応じて選べる、三井金属のラインナップ

三井金属では、水素吸蔵特性、圧力帯、耐久性、材料構成の異なる複数の合金をラインナップしています。
用途や地域の法規制、貯蔵環境に合わせて、最適な製品を選定・カスタマイズすることが可能です。
 Alloy Type

AB₅

希土類計合金

AB₂

ラーベス相合金

 AB

チタン系合金

Characteristic

THS-001 THS-101 THS-102  THS-201 開発中

水素吸蔵量(wt%)

1.4

1.5 1.5 1.7
作動温度(℃) 0~100 0~100 0~100 0~100
平均放出圧力(Mpa)  - 0.4 1.0 1.4

平坦性(放出圧力傾き)

1.6 0.4 0.1 0.6  -

ヒステリシス

 - 0.3 0.4 0.4  -

広い圧力帯をカバー

吸蔵量vs圧力の関係性は合金種によって異なります。
もちろん圧力帯は合金の調整により可能です。

CASE STUDY

『水素吸蔵合金』用途例

三井金属の水素吸蔵合金は、合金の特徴をアプリケーションに合わせて使用することが可能です。
合金の重量を生かすものや、コンパクトに貯蔵できる特徴を生かすもの、水素の精製も期待できます。
高い安全性と柔軟な設計対応力により、再生可能エネルギーとの組み合わせや都市部での水素活用にも適しています。

お悩みの方は、お気軽にご相談ください。